このブログの運営をしているエルドレッドです。
現在は慶應大学に在学しております
「本を通して人生を変える」これがこのブログの理念です。
私がこの考えに至った経緯をお伝えしたいと思います。
理念に至った理由
一冊の本で私の人生は変わったと言っても過言ではありません。
一冊の本との運命的な出会いがあったから
慶應大学に合格できました。
もし、「大逆転勉強法」と出会わなかったら
慶應大学に合格はしてなかったでしょう。
それほどまでに大逆転勉強法を読み込み
そして実践しました。
大逆転勉強法を実践するまでは
勉強をするも成績は全く上がらない日々でした。
どれだけ酷い成績だったかというと
高校一年生からずっと学年最下位でした(最下位ですよ、最下位)
初めて最下位脱出して
喜ぶレベルでした。(そもそも全然勉強してなかったけど)
物理なんて全く理解できませんでした。
授業がまず何言ってるか理解不能。
(そもそも授業聞く気なかったけど)
物理が出来なさすぎて進級すら危ぶまれました。
学校内で最下位を取るわ、進級すら危ぶまれるわ
本当に酷い状態でした。
救いようのないくらい勉強ができなかったんです。
高校三年生の時点で偏差値は40
難関大学に合格するには、絶望的状況でした。
そこから受験勉強を本格的に始めました
自称進学校での悲劇
本当に成績が低くかったので、塾で相談しました。
T進衛生予備校というところに通ってました。
何で成績が上がらないのか
そもそも勉強のやり方がわからない
その旨を伝えました。
ですが、先生はまともに取り合ってくれませんでした。
とてもめんどくさそうに私の話を聞いていました。
そして『T進の授業を取れ!』の一点張り。
塾なのに、生徒のことを本気で考えてないというのが分かりました。
大手の塾、予備校の先生はお金を稼がないといけません。
そのためには授業をたくさん受けさせないといけません。
つまり、生徒のことは二の次です
いかに授業を多く取らせるかが
T進の先生たちに与えられた命令なのです
大人にまともに扱ってもらえないのは
まだ良かった方だったんです。
同級生にもまともに相手にされなかったのは辛かったですね。
受験勉強が出来ないやつに人権はない
って感じの風潮の自称進学校でした
こんな調子でしたから
周りからは相当バカにされました。
成績が低い人への態度は軒並み悪かったです。
同級生に小馬鹿にされられるのはさすがに堪えました。
中学時代に仲が良かった友達も
自分の低落さを見て心理的距離を置いていたのが分かりました。
話していても、根底に私に対して侮辱する気持ちがあるんですよね。
ただ勉強ができなかっただけなのに
仲が良かった友達が手のひらを返して自分のことをバカにしてるんですよね。
勿論あからさまにそういう態度をとりませんが
心の底では小馬鹿にしてるのは分かりましたね
学歴が全てという自称進学校の風潮に染まると
勉強出来ないだけで人を軽蔑してしまうんです。
もちろん、全員が学歴至上主義に犯されてた訳ではないです。
しかし、多くの人がそのような考えでした
本当にバカにされていたからこそ分かるんですが、
周りから冷たい視線を浴びれば浴びるほど
人って自尊心が壊れていくんですよね。
ピグマリオン効果と言って
周りからの視線の影響を人間はモロに受けるんですよ。
その結果
自分は勉強ができないと考えてしまってました。
心理的に追い込まれて
「受験勉強が出来なくても評価される場所なんていくらでもある。」
「自分のことを評価してくれる人なんていくらでもいる」
っていう考えすら思いつかなかったんですね。
受験勉強をする以前に、自尊心が壊されてしまっていたんです。
心技体で言うところの
「心」がなかったんです。
心がないのに
いくら勉強しても当然成績は上がりません。
心ここに在らずの状態で勉強して
密度の濃い勉強が出来るわけがありません。
勉強をする以前に敗北していたんですね。
人生を変える出会い
そんな僕に人生を変える出会いがありました。
それがたまたま書店で見かけた
『大逆転勉強法』でした。
この本に出会ったのは高校三年生の春でした。
この本の一番初めの章に書かれていたことが衝撃的でした。
難関大学に受かる受験生に共通しているのは
「自分は難関大学に受かって当然だ」
という確信があること。
大逆転合格をするには
難関大学に受かるということへの
心理的壁を壊すこと。
「受験勉強の本なのに、心理面からのアプローチか」
「変わった本だなぁ」
と思いつつも
「なんか、この著者は受験勉強を理解しきってる気がする」
と思い購入しました
当時は受験勉強について
全くと言っていいほど無知でした
我流の酷い勉強しかやってませんでした。
ですので
この勉強法がレベルが高いのかすら分かりませんでした。
しかし
「どんな人でも大逆転合格できる」
と著者は信じて切っているのが伝わってきました。
本の内容なんかよりも
文章から溢れ出る優しさ、慈悲深さに魅了されました
塾からも見捨てられ
友達からはバカにされていた自分にとっては
これが一番ありがたかったんですよ
方法論なんかより
「人からの温かみ」
を欲していたんです
著者とは全く会ったこともないにも関わらず
この本を開くだけで心が温まりました。
今思えば
完全にこの本の著者に惚れてました笑
そうして何度も何度も読み込みました。
何度も読むうちに
筆者の受験勉強の感覚がインストールされていきました。
そして
「この本の著者は受験勉強を分かりきっている」
と確信しました。
大逆転勉強法の実践
自分は難関大学に受かって当然だ
という心理状況を作る。
難関大学に対する心理的壁をぶち壊す
これが最初の目標でした。
当時の私は自分が難関大学に合格する未来をイメージできませんでした。
受験勉強の自分のセルフイメージが低すぎました。
そのためにまずは口癖や日々の思考を変えることからスタートしました。
「もし受かったら〜しよう」
と難関大学に受かった後のイメージを鮮明に、具体的に想像するのを癖にしました。
寝る前に考えていたことは脳に直接影響を与えやすいので
夜は自分を励ましながら寝ました。
日々明るいポジティブな言葉を使うようにしました。
「ありがとう、お疲れ様、次は出来るよ など」
口で言うのが小っ恥ずかしくても
心の中で言うようにしてました
最初は違和感がありました。
しかし
日を追うにつれ違和感は無くなっていきました。
そして、自分の発する言葉に呼応するように
自分の思考が段々と変わっていきました。
時間の経過に応じて自分の潜在意識が
急激に味方についていきました。
心の底からの自信、難関大学に受かるという気概が生まれました。
半年が経つくらいの頃には
「誰がなんと言おうと難関大学に受かるんだ」
と思えるようになってました。
慶應大学合格まで
難関大学に対する意識の壁が壊れてから
成績が上がり始めたのは言うまでもありません。
勉強をすればするほど
成績は上がっていきました。
大逆転勉強法を実践していたので
当然学校の勉強は無視していました。
周りからは
「何やってんだ、アイツ」
としか思われてなかったでしょう。
しかし
確固たる自信を持って勉強していたので
気にすることはなかったんです。
やればやるほど
成績が上がる未来が直感的に見えていました。
今思えば
大逆転勉強法の著者の感覚を
ある程度インストールしていたんだと思います。
あとは時間をかけて勉強するだけでした
成績が伸びる感覚を掴んでいるのにも関わらず
時間を投資しないのが勿体無かったんです。
自分を客観的に見つめ
どうしたら成績が効果的に上げられるか
よく理解していたと思います
4月の時点で40しかなかった偏差値は
11月には70にまで達してました。
一年間で偏差値を30伸ばすことに成功しました。
過去の自分ではなし得なかった事なのは間違いありません
本を読み
そして
著者の感覚を完璧にインストール出来たから
なし得たことに違いないと思います
そのようにして
慶應大学に合格することができました。
執行草舟との出会い
また私の読書経験を語る上で
執行草舟の存在は欠かせない存在です
睡眠時間を削り
精一杯の知的背伸びをして
なんとか読み切った本です
しかも読み切って分かった文章はたったの数文
何言ってるのか最初は意味が分からなかったし
ただただ
自分の覚悟のなさ、未熟さ
を突きつけられるような経験でした
正直言って読んでる時は辛かったし苦しかったんですが
何かそこには真実が書かれているに違いない
その真実を掴まないことには
人生は上手く進む気がしない
何かに突き動かされてるかのように
無心で読んでました
(お陰で大事な単位を落としました)
半年をかけてようやくある程度理解してきた本でした
今読み返しても、まだまだ発見はあるし
恐らく10年後に読んでも
また新たな発見があると思うし
自分はまだまだ未熟だと思わされるに違いないと思っています
偉大な人物の本は人生をかけて読まなければならない
そう思わされた最初の本です
現代出版界は終わってる
現代に売られてる本は手軽に書かれています
昔に比べて出版に至るまでのハードルが
ものすごく下がっています
またSNSやネットニュースですぐに情報が回ってきます
確かにそれらのお陰で多くの情報を得られるようになりました
その一方で情報の海に飲まれ
情報を受け取る側は
情報を受け止めきれなくなっています
いちいち全部の情報を見てられません
その結果
万人受けするように作られた
浅い情報がまかり通っています
断言できますが
一般の書店に売ってる本は99%が
『売られるように作られた本』であって
『人生の糧になる本』ではないです
出版社も会社です
利益を追求しないといけない組織です
多くの人が本を買ってくれないと潰れてしまいます
多くの人が情報を表層的にしか判断できなくなり
表面上よく見える本ばかりが
売れるようになってしまいました
人生の糧になる本が書店に置かれなくなっています
そんな中で執行草舟の本は異質と言えます
本を売るために読者に媚びる著者が多い中で
媚びるようなことは決してない
(だから一般の書店には置かれてないんですが笑)
執行草舟の生き方に惚れる
執行草舟の本は魂で読まないと理解できない
そう強く思っています
本を読んで知識を得たい
本を読んで成功したい
本を読んでお金稼ぎがしたい
そう思ってこの本を読むと痛い目に遭います
逆に
死ぬ気で読む
人生をどう生きるか、どう死ぬかを学ぶ
偉大な魂に共感する
そのような心意気で読まないと
偉大な過去の魂に触れることは出来ない
と言うようなことを
分からされた本でした
執行草舟の生き方は武士そのものです
現世に蘇った武士です
魂の燃焼に全てを捧げ尽くす生き様です
その生き様を見ると
『自分はまだまだだ』
と思わされます
それと同時に
『あのような生き方をせねば』
と思わされます
つまり
生き方にお手本が生まれたのです
何か判断をする上で執行草舟ならどうするか
そう言う判断基準が生まれたのです
欲望を志と履き違える人々
多くの人が抱く目標は
99%が社会からの刷り込みです
これは間違いないです
ここでは社会からの刷り込みの話はしませんが
心の内部を操作されていない人に
出会うことはほとんどないです
多くの人が
『これが夢だ!』
と自信を持って疑わないこと
例えば
『お金持ちになるんだ』
『結婚をしたらいい人生が待っている』
『オリンピックで金メダルを取る』
コレらは決して人生の目的なんかではありません
ただの欲望です
人生の目的ではなく
あくまで目標であり
中間地点です
しかし
その欲望が現代では正しいとされている
そして
そう思わされていることに多くの人は気付いていない
もちろん執行草舟の本を読むまで
私も欲望を志(人生の目的)と履き違えていた一人です
本当の人生の目的はなんなんだろうか
つまり
『志が立つ』
とはどういうことなんだろうか
『人生の目的』
はなんなんだろうか
『魂の燃焼させる生き方』
とはなんなのか
それらが執行草舟の本を読んでいく中で
次第に理解できるようになっていきました
真の意味で役に立つ本をもっと読むべきだ
先ほど言った通りで
現代出版業界は売れる本を売っているだけで
真の意味で役に立つ
人生の糧になる
そう言う本を出版していないのが現状です
そのような中で本屋さんに行っても
まともな本に出会える確率は限りなく低いでしょう
多種多様な本が選択肢にあって
『自分で選んでいる』
と思いがちですが
既に読者ウケを狙った本を選ばせれているのが実情です
そのような情勢の中で
『日本のためになる本を出版したい』
と高い志を持っている人たちはそこまで多くはありません
(もちろん、本当にいい本を届けようとしてる人たちもいます!)
お金儲けが優先で
多く売れる本を売ろう!
と言うのが主流の考え方です
しかし、そのような近視眼的な考えでは
いずれ出版界隈は廃れてしまいます
これは間違いないと思います
読者に媚びて、売れるものだけを売っているのでは間違いなく
この先の時代では通用しなくなります
分かりやすい情報だけなら今SNSでいくらでも入手できます
誤魔化しながらの小手先のテクニックで本を売り続けていたら
間違いなく本という媒体はなくなっていきます
出版業界が今の状態ならば
必ずと言って良いほど
本で獲れる情報をわざわざ本で得る必要がなくなる日が来ます
今一度本について見直すべきなのは明明白白です
結局言いたかったこと
本を通して人生を変えること
について分かっていただけたでしょうか
私の場合は切り口は最初は受験勉強でした。
たかが受験対策本ですが
受験勉強方法論を学ぶのみならず
「著者の想いを感じる」
「魂の対話をする」
ことが大切なのです
そのようなアプローチを学べる手段は読書以外にありません。
YouTubeではダメなんです。
何度も読み込んで、著者の思考にアクセスする。
過去の偉人の祈りを受け継ぐ
これができるのは読書だけなんです。
YouTubeや講演会では感じ取れない『想い』を
本は得られると確信してます
私が一冊の勉強法の本で人生を変えたように
一人の漢の生き様に感化されたように
もっと多くの人が本を通して人生を変える。
一人でも多くの人が人生を変える
これが私がブログを運営する上で大切にしてることであり
このブログの理念です
その理念を貫徹するために
日々の読書をしている中での
一押しの本を中心に紹介しようと思っています
広告を使って戦略的に売られた本でなく
人生の糧になる本をもっと多くの人に知って貰う
そうした活動の先に
日本人のよき生き様、死に様があるに違いない
それが私が本を紹介するモチベーションであり
もっと多くの人に本を読んでもらいたい理由なのです